YAサービス研修ポイントメモ

YAとは未熟な大人(過渡期)。12歳以下でも、もう子どもでない人もいれば、20歳でも大人になり切れていない人もいる。年齢でひとくくりにできるものではない。中高生以外にも、YA層はいることを認識しつつ、効率性を考え、概ね中高生をターゲットにすること。児童サービスの一環ではなく、一般サービスの一環として考える。上から目線ではなく、先輩の目線でサービスを実施。図書館の役割としてYAサービスを位置づけた上で、他のサービスもあるので、それらと優先順位付けをする。他の図書館や学校図書室と連携して*1、情報を共有し、利用状況・ニーズを把握する。

*1:来年の研修、市町村図書館職員と高校の学校図書室司書の事例発表と交流協議、というのも面白いかもなぁ

ヤングアダルトサービスの低迷と「市民の図書館」の関連

さて、講義を聴いていて、う〜んと思ったのは、「市民の図書館では、貸出・児童サービス・全域サービスが重視されたため、YAがサービス対象として取り残されたと考えられ、そのことと、中高生の読書率が下がることとの関連性もあるだろう。図書館として何ができるか、何をしないといけないかを考える必要がある」、との指摘。

確かに、今の仕事をしていると、市町村立図書館は、児童サービスを重視しているなと感じるし、それはそれで大事なサービスなんだけども、ちょっとそれだけに偏りすぎているよなぁ、と思わなくもなく、最近、来年度の研修を計画するのに、この5年ぐらいの研修テーマ*1の研修を調べてたのですが、7割方児童サービスに関する研修だったりもして、いろいろと考えさせられた一日でございました。

*1:うちの図書館主催の研修と図書館協会主催の研修両者