第12回レファ協フォーラムの感想

第12回レファ協フォーラムも盛況のうちに終わったようですね。よかったよかった(?)。https://crd.ndl.go.jp/jp/library/forum_12.html http://togetter.com/li/939902参加できなかったわけですが、当日のつぶやきをみて感想など。レファ協の参加館マップ…

感想

個別の報告に対する質問時間はあったのですが全体を通じた交流協議の場がなかったのでちょっと物足りない感じでした。 ので少し感想を書いてみます。まず、兵庫県立図書館長さんのご指摘は、確かにそうかもしれません。 自館が被災した時にその機能・役割と…

奥村先生からのコメント

最後に奥村先生からコメントがありました(文責は私にあります)。 公的な資料保存機関の位置付けとそのなかでの図書館の役割の問題。 小規模館であれば可能であった地域住民とのつながりが合併により距離ができたのではないか。 事業の継続性の問題。 本庁…

事例報告1 豊中市立岡町図書館 「北摂アーカイブズについて」

午後からは事例報告。1例目は豊中市立図書館で実施している北摂アーカイブズです。大きな地図で見る報告の内容としては基本的に以下の論文・報告と同じかと思いますので読んでいただければよいのかなぁと思います。 「豊中市立岡町図書館--豊中市の図書館業…

事例報告3 神戸市立中央図書館 「『貴重書デジタルアーカイブズ』の作成と活用について」

3例目は、神戸市立中央図書館で実施した小・中学校や生涯学習向けのCD-ROM版デジタル教材の作成(内容:明治から大正にかけての神戸の変遷)と図書館貴重資料デジタルアーカイブズについての報告でした。大きな地図で見る報告内容の基本的な部分は、 「CD-RO…

事例報告2 長浜市立虎姫図書館 「地域の住民パワーが生み出したもの〜地域の図書館サービス充実支援事業を通じて〜」

2例目は、長浜市立虎姫図書館が合併前の虎姫町時代*1に実施した事業の報告でした。大きな地図で見るこちらも、報告の内容は基本的には、 「2−09.虎姫町立図書館」『地域の図書館サービス充実支援事業」に関する調査結果報告書』(文部科学省HP内) にそった…

基調講演 奥村弘教授(神戸大学大学院人文学科研究科)「地域文化遺産の今日的な位置ー災害時の史料保全から考える」

「歴史資料を保全する活動を行ってきたが、これまで図書館とは連携をしたいと考えていたができていなかったので、今回講演させていただいたことを契機に繋がっていきたい。午後の報告から図書館の活動について学びたい。」と挨拶され講演が始まりました。講…

主催者挨拶 近畿公共図書館協議会会長・大阪府立中央図書館長 岡田重信氏/兵庫県立図書館長 下野昌宏氏

最初に、近畿公共図書館協議会会長(大阪府立中央図書館長)の岡田重信氏から 地域の課題を解決する図書館を目指す必要。 地域の情報拠点として地域を支える存在に。 その意味で地域の情報を集積・発信することは図書館の重要な役目である。 本日は先進事例…

平成22年度近畿公共図書館協議会研究集会に参加

2月10日、近畿公共図書館協議会の研究集会に参加してきました。 テーマは地域の情報と図書館。会場はJR・山陽電鉄駅前の明石市生涯学習センターです。大きな地図で見る(明石城 巽櫓・坤櫓)記録集などは出ないようなのでとりあえず個人的に思ったことをまと…

感想

交流協議の際には、ヤングアダルト向けサービスの実施状況についての質問もありましたが、各館とも児童サービスに比して課題となっているとのお答えでした。1個前のエントリー(研修)にもあるように、児童が対象のサービスについては、既に相当な蓄積があっ…

事例発表

和歌山県立図書館「出張します!どこへでも お話しします!読書の魅力」 開館100周年を迎え、これまでの消極的な態度から積極的な態度へ。その一つとして、子どもの読書を推進するための出張講座の開始。読み聞かせ、ブックトーク、学校図書館ボランティア支…

基調講演 「「いのち」にふれる」

京都市中央図書館長 中西進さん読書の意味とは。美女と野獣では、本を読むことが野獣から戻るための鍵となっており、本を読む=人間的なことと考えられている。読書とは、(自身の中にある?)人間を発見することである。そのように考えたとき、図書館の役割…

平成21年度近畿公共図書館協議会研究集会(兼児童奉仕部門研究集会)に参加

先週は、近公図の研究集会(兼児童奉仕部門研究集会)もございました。 会場は京都アスニー。大きな地図で見るテーマは「子どもたちが”感動する心”を育む」です。

ヤングアダルトサービスの低迷と「市民の図書館」の関連

さて、講義を聴いていて、う〜んと思ったのは、「市民の図書館では、貸出・児童サービス・全域サービスが重視されたため、YAがサービス対象として取り残されたと考えられ、そのことと、中高生の読書率が下がることとの関連性もあるだろう。図書館として何が…

YAサービス研修ポイントメモ

YAとは未熟な大人(過渡期)。12歳以下でも、もう子どもでない人もいれば、20歳でも大人になり切れていない人もいる。年齢でひとくくりにできるものではない。中高生以外にも、YA層はいることを認識しつつ、効率性を考え、概ね中高生をターゲットにすること。…

ヤングアダルト(YA)サービス研修

先週は、当館主催の都道府県内の図書館職員向の研修。内容は「ヤングアダルトサービスの考え方と実践」でした。 講師はYAサービスが盛んな隣県の市立図書館の司書の方。

子ども夢基金は本当に無駄無駄なのか?

民主党が事業仕分けを始めたと。 で、その廃止対象の一つに、子ども夢基金が。子ども夢基金とはこちら国と民間が協力して子どもの体験・読書活動などを応援し、子どもの健全育成の手助けをする基金で、(独)国立青少年教育振興機構の管轄。子ども夢基金から…

[講演会]文化の多様性を守る

文化の多様性を守るためには、Googleの独占ではダメで*1、各国の国立図書館や研究所が、公的資金を使って*2、多様な文化がネット上にも確保されないといけない、ということでしょうか。文化の多様性を守るために国の機関が行うのが一つの手段としてありとし…

前仏国立図書館長講演会に参加

9/17、表記の講演会を国立国会図書館関西館で聞いてきました。大きな地図で見る内容としては、著書とほぼ同じ感じでしょうか。Googleとの闘い―文化の多様性を守るために作者: ジャン‐ノエルジャンヌネー,Jean‐No¨el Jeanneney,佐々木勉出版社/メーカー: 岩波…

主催者あいさつ(仁科春夫氏(実行委員長)、前田章夫氏(日本図書館協会理事・大阪府立中央図書館))

図書館で仕事をしていると視野が狭くなることもある 今回は、他の館種におけるサービス内容・運営内容を知ることで、視野を広げ、明日からの図書館業務に生かすことを意図して企画

交流協議

登壇者 前田章夫氏、秋本雅史氏、松谷茂氏、森田正氏、乾聡一郎氏 司会:前田氏にコーディネーターを。前田氏が勤めている大阪府での事例があれば。 前田氏:若者ダンスカーニバルをしている。閉館後、開館中もそうだが、図書館の壁面のガラスを鏡にして練習…

事例発表「文化発信メディアとしての図書館-図書館を核とした連携サービスの事例ー」(奈良県立図書情報館総務企画グループ企画広報担当・乾聡一郎氏)

図書館の紹介 今年創立100年 日露戦争戦勝記念*1 来年は平城遷都1300年 日本図書館大会も奈良で実施します(から来てくださいね) 図書情報館の設立 私はソフト面の整備を担当 建設費115億円 建物の可能性を広げることを意識 ニーズを創り出す図書館へ 図書…

事例発表「鳥取大学附属図書館における社会貢献の現状ー県内図書館との連携ー」(鳥取大学学術情報部図書館情報課統括司書・森田正氏)

はじめに 鳥取県 東西90キロ。 人口59万人(47位)、面積3507平方キロメートル(41位)、4市14町1村 鳥取大学 県唯一の総合大学 キャラクターはとりりん。 大学の付属図書館は東端の鳥取市(中央:51万冊)と西端の米子市(医学部:14万…

特別報告2「打って出る植物園!ーアカデミックさとそれを生かしたエンターテイメントとの両立」(京都府立植物園園長・松谷茂氏)

概要 86年の歴史と12000種の植物。ともに日本最古、日本一。 数年前にリニューアル・設備投資をした際に利用が増えたが、その後減り続けた。近年また増えている。 植物園に来て もともと府庁の職員。 植物園に来てびっくりしたのが、受付が無愛想。松…

質問

学芸員の専門性を高めるために何かしているか。 秋元さん:長期研修制度がある。普段は雑務に追われているのでじっくり研究してもらうため。現在もドイツに留学中。その他、助成金獲得の推奨、シンポジウムの開催、学会への参加を推奨している。 ボランティ…

特別報告1「開かれた美術館ー地域と共に歩む金沢21世紀美術館の活動ー」(金沢21世紀美術館館長・秋元雄史氏)

前置き ジャンルは現代美術。 現代美術の固定ファンは全国でも4万人ほど。それにフローのファン(面白そうな展示であれば来る人)が7〜8万人程。 当館は130万人の来客がある。6割が県外。4割が県内。当館以外にも東京を中心に100万人超の館がある…

第18回京都図書館大会

昨日は第18回京都図書館大会に参加しました。 会場は同志社大学寒梅館ハーディーホール。大きな地図で見る テーマは「新たな発想・視点からこれからの図書館像を探る」。誰もTwitterで実況してなかろうし、内容をネット上に書く人もいなさそうなので、簡単に…

感想

いよいよ閲覧室

エスカレータで登りますといよいよ閲覧室です。館内撮影不可なので写真はこれまでですが、娘に絵本を読みながらあちこち見学してみました。何せ館内が明るくて広い。オープンテラスなんかもありました。 本をもってテラスで読んでもいいみたい。 あと、カウ…

館内見学

入り口入りますと、いきなり自動化書庫が丸見えです。前職場でも現職場でも利用者に普段は見られない図書館の内部を見てもらおうと見学会を開いていたりするわけですが、そして、自動化書庫が目玉だったりするわけですが、これだと、そもそも丸見えです。こ…