2009-01-01から1年間の記事一覧

感想

交流協議の際には、ヤングアダルト向けサービスの実施状況についての質問もありましたが、各館とも児童サービスに比して課題となっているとのお答えでした。1個前のエントリー(研修)にもあるように、児童が対象のサービスについては、既に相当な蓄積があっ…

事例発表

和歌山県立図書館「出張します!どこへでも お話しします!読書の魅力」 開館100周年を迎え、これまでの消極的な態度から積極的な態度へ。その一つとして、子どもの読書を推進するための出張講座の開始。読み聞かせ、ブックトーク、学校図書館ボランティア支…

基調講演 「「いのち」にふれる」

京都市中央図書館長 中西進さん読書の意味とは。美女と野獣では、本を読むことが野獣から戻るための鍵となっており、本を読む=人間的なことと考えられている。読書とは、(自身の中にある?)人間を発見することである。そのように考えたとき、図書館の役割…

平成21年度近畿公共図書館協議会研究集会(兼児童奉仕部門研究集会)に参加

先週は、近公図の研究集会(兼児童奉仕部門研究集会)もございました。 会場は京都アスニー。大きな地図で見るテーマは「子どもたちが”感動する心”を育む」です。

ヤングアダルトサービスの低迷と「市民の図書館」の関連

さて、講義を聴いていて、う〜んと思ったのは、「市民の図書館では、貸出・児童サービス・全域サービスが重視されたため、YAがサービス対象として取り残されたと考えられ、そのことと、中高生の読書率が下がることとの関連性もあるだろう。図書館として何が…

YAサービス研修ポイントメモ

YAとは未熟な大人(過渡期)。12歳以下でも、もう子どもでない人もいれば、20歳でも大人になり切れていない人もいる。年齢でひとくくりにできるものではない。中高生以外にも、YA層はいることを認識しつつ、効率性を考え、概ね中高生をターゲットにすること。…

ヤングアダルト(YA)サービス研修

先週は、当館主催の都道府県内の図書館職員向の研修。内容は「ヤングアダルトサービスの考え方と実践」でした。 講師はYAサービスが盛んな隣県の市立図書館の司書の方。

子ども夢基金は本当に無駄無駄なのか?

民主党が事業仕分けを始めたと。 で、その廃止対象の一つに、子ども夢基金が。子ども夢基金とはこちら国と民間が協力して子どもの体験・読書活動などを応援し、子どもの健全育成の手助けをする基金で、(独)国立青少年教育振興機構の管轄。子ども夢基金から…

[講演会]文化の多様性を守る

文化の多様性を守るためには、Googleの独占ではダメで*1、各国の国立図書館や研究所が、公的資金を使って*2、多様な文化がネット上にも確保されないといけない、ということでしょうか。文化の多様性を守るために国の機関が行うのが一つの手段としてありとし…

前仏国立図書館長講演会に参加

9/17、表記の講演会を国立国会図書館関西館で聞いてきました。大きな地図で見る内容としては、著書とほぼ同じ感じでしょうか。Googleとの闘い―文化の多様性を守るために作者: ジャン‐ノエルジャンヌネー,Jean‐No¨el Jeanneney,佐々木勉出版社/メーカー: 岩波…

主催者あいさつ(仁科春夫氏(実行委員長)、前田章夫氏(日本図書館協会理事・大阪府立中央図書館))

図書館で仕事をしていると視野が狭くなることもある 今回は、他の館種におけるサービス内容・運営内容を知ることで、視野を広げ、明日からの図書館業務に生かすことを意図して企画

交流協議

登壇者 前田章夫氏、秋本雅史氏、松谷茂氏、森田正氏、乾聡一郎氏 司会:前田氏にコーディネーターを。前田氏が勤めている大阪府での事例があれば。 前田氏:若者ダンスカーニバルをしている。閉館後、開館中もそうだが、図書館の壁面のガラスを鏡にして練習…

事例発表「文化発信メディアとしての図書館-図書館を核とした連携サービスの事例ー」(奈良県立図書情報館総務企画グループ企画広報担当・乾聡一郎氏)

図書館の紹介 今年創立100年 日露戦争戦勝記念*1 来年は平城遷都1300年 日本図書館大会も奈良で実施します(から来てくださいね) 図書情報館の設立 私はソフト面の整備を担当 建設費115億円 建物の可能性を広げることを意識 ニーズを創り出す図書館へ 図書…

事例発表「鳥取大学附属図書館における社会貢献の現状ー県内図書館との連携ー」(鳥取大学学術情報部図書館情報課統括司書・森田正氏)

はじめに 鳥取県 東西90キロ。 人口59万人(47位)、面積3507平方キロメートル(41位)、4市14町1村 鳥取大学 県唯一の総合大学 キャラクターはとりりん。 大学の付属図書館は東端の鳥取市(中央:51万冊)と西端の米子市(医学部:14万…

特別報告2「打って出る植物園!ーアカデミックさとそれを生かしたエンターテイメントとの両立」(京都府立植物園園長・松谷茂氏)

概要 86年の歴史と12000種の植物。ともに日本最古、日本一。 数年前にリニューアル・設備投資をした際に利用が増えたが、その後減り続けた。近年また増えている。 植物園に来て もともと府庁の職員。 植物園に来てびっくりしたのが、受付が無愛想。松…

質問

学芸員の専門性を高めるために何かしているか。 秋元さん:長期研修制度がある。普段は雑務に追われているのでじっくり研究してもらうため。現在もドイツに留学中。その他、助成金獲得の推奨、シンポジウムの開催、学会への参加を推奨している。 ボランティ…

特別報告1「開かれた美術館ー地域と共に歩む金沢21世紀美術館の活動ー」(金沢21世紀美術館館長・秋元雄史氏)

前置き ジャンルは現代美術。 現代美術の固定ファンは全国でも4万人ほど。それにフローのファン(面白そうな展示であれば来る人)が7〜8万人程。 当館は130万人の来客がある。6割が県外。4割が県内。当館以外にも東京を中心に100万人超の館がある…

第18回京都図書館大会

昨日は第18回京都図書館大会に参加しました。 会場は同志社大学寒梅館ハーディーホール。大きな地図で見る テーマは「新たな発想・視点からこれからの図書館像を探る」。誰もTwitterで実況してなかろうし、内容をネット上に書く人もいなさそうなので、簡単に…

感想

いよいよ閲覧室

エスカレータで登りますといよいよ閲覧室です。館内撮影不可なので写真はこれまでですが、娘に絵本を読みながらあちこち見学してみました。何せ館内が明るくて広い。オープンテラスなんかもありました。 本をもってテラスで読んでもいいみたい。 あと、カウ…

館内見学

入り口入りますと、いきなり自動化書庫が丸見えです。前職場でも現職場でも利用者に普段は見られない図書館の内部を見てもらおうと見学会を開いていたりするわけですが、そして、自動化書庫が目玉だったりするわけですが、これだと、そもそも丸見えです。こ…

地元の図書館

先日、娘と帰省した序でに、前から行ってみたいと思っていながらも、開館以来一度も行ったことのなかった、PFIで設立されたことで有名な市立図書館を訪れてみました。

文化的価値を高めよう

しかし今のところこの好条件を活かしきれていない感じですこぶるもったいないと思われて。設置母体の違いなどは考えずに、美術館の研究者に図書館の資料を使ってもらったり、美術館の展示や動物園の動物に関する本を展示したり、リストを作成したりするなど*…

MLA連携!

デジタル化が進展するなかで、情報の収集及び発信において、効率的に、また、自らの存在意義を高めるために、そしてもちろん利用者の利便性を考えMLA(M=museum、L=library、A=archives)連携というのが提唱されています*1。で、うちの図書館ですが、これがM…

プライバシー権と図書館

曰わく、昨今はプライバシーの保護が強調されることによって、例えば、学校現場で児童やPTAの名簿が作成されなくなるなど、プライバシーを守ることに重きが置かれ、他人とコミュニケーションをとることが少なくなってしまっている。人間、他人とコミュニ…

休館日

今日は休館日。休館日には全体ミーティングがあって、その序で研修の時間があるのですが、今回は、人権に関する研修で、特に、プライバシー権に関する研修でした。

特徴的なコレクション

図書館では特徴的なコレクションを持っていたりしますよね。都道府県立図書館だと、旧藩庁の古文書とか蔵書を引き継いでもっていたりとかしますが、うちの県ではそういうのは図書館類似施設のほうでもっていてうちには残念ながらないんですよね。そういうわ…

転入者職員研修2 パブリックリレーションズ

で、続いて、パブリックリレーションズ(PR)の講義がありました。マスコミに対して、報道して欲しい情報を流す方法についての話でした(記者クラブに、こういう書式で、こういう風に流す、とか)。それ自体は知っておくべき知識ですが、PRと広報は違う…

転入者職員研修1 図書館政策の非存在

今日は4月から教育委員会に転入した職員向けの研修。私も該当者でしたので出席。*1教育委員会の業務は、学校教育(障害児教育を含む)、社会教育、文化財保護行政の3本柱で成り立っているんだと認識したところです。で、教育委員会の部局目標や教育委員会…