感想

交流協議の際には、ヤングアダルト向けサービスの実施状況についての質問もありましたが、各館とも児童サービスに比して課題となっているとのお答えでした。1個前のエントリー(研修)にもあるように、児童が対象のサービスについては、既に相当な蓄積があって、読書状況に関する統計等でもある程度の結果を得ていると思われるので、今後は、読書率が低下するとされるヤングアダルトへ人的・質的サービス資源を投入しないと、目的を達成できないのではないのでしょうか。

また、中西館長は、司書教諭が削減される傾向は止められないので、PTAの協力や子ども独自の活動が重要になってくると指摘され、各館の方は、PTAや子ども向けの講座をしているが、例えば、小学校なら児童が6年で入れ替わるので、熱心な保護者がいてもそこで終わってしまうという発言をされていました。

これは、学校図書館が、PTAや児童・生徒だけでなく、学校区の地域社会にどれだけコミットできるのか、にかかってくるのかなぁとも思われました。