事例発表「文化発信メディアとしての図書館-図書館を核とした連携サービスの事例ー」(奈良県立図書情報館総務企画グループ企画広報担当・乾聡一郎氏)
- 図書情報館の設立
- 私はソフト面の整備を担当
- 建設費115億円 建物の可能性を広げることを意識
- ニーズを創り出す図書館へ 図書館を使ったことがない人に目を向けてもらわないとじり貧
- 文化発信の主体・インキュベーションを目指す
- 誤解を招かないように言っておくが、図書館の基本的機能をおさえた上で実施
- 事例紹介
- 光明ファッションショー(参加者は公募)
- 図書館のプロパーからすると奇抜に見えるかもしれなくて、そういう面もあるけれども、図書館の基本を押さえて、上記のビジョンを目指した結果
- 劇的★めくるめく図書館(館内あちこちを舞台に芝居。こちらも公募)
- 本は中身だけでなく装丁とか存在そのものにも意味がある
- 民間企業との連携
- シャープの商品展示会 業者よりも一般利用者のほうが多かった
- 敷居が低い図書館の特徴による
- Tribute 光明STYLE 奈良から生まれるデザインの新しい風
- 企画されたばかりの地元の商品紹介:現在は商品化されている
- フォトアート展
- 民間企業に、巻上がらない紙とか音響装置などを乾さんが自ら出向いて無償提供してもらった(宣伝するかわりに)
- 外国機関との連携
- コンサート
- 開館時間にしているがうるさいと苦情を言われたことはない うるさいと思っている人は、この時間帯を避けているかもしれないが
- 行政機関等との連携
- ホテル日航奈良へ本をセット貸し出し
- 館長〔歴史地理学者〕が選んだ奈良関連の本
- 自分の仕事を考える3日間
- 仕事をテーマに見知らぬ人と話をする/全国から参加者あり/書籍化予定/今年度もう一回して終了
- 相談会(経営相談 医療相談)
- 図書館員では答えられないので、専門家(商工会議所、病院)と連携して、図書館を会場に相談を受けてもらう
- その際、関連する図書を並べるのが重要 医療相談ではお医者さんに40冊本を選んでもらい、それを並べた
- ボランティア(ITサポーターズ)
- 館は口出ししない 自らが図書館のスーパーユーザーとして、図書館を使って情報発信活動をする
- 自主企画講習会、発見しよう、貴方の奈良を!マイマップで創る奈良
- 官学交流(奈良女子大学のインターンシップ(文化発信の企画))
- 大学から離れているので、意欲がある学生しか来ない 学生の独自企画も(図書館敷地内での万灯会など)
- 情報誌「ナラヲヨム」(官学が協働して奈良を紹介する試み)
- 光明ファッションショー(参加者は公募)
→利用者を触発し、巻き込み、新たな知の蓄積へと展開
- まとめ
*1:こういう図書館多いですよね。